高校数学でわかる線形代数:竹内淳
こちらは論文読んだりしていてどうも行列が良く分からなかったので再勉強。
大学の時も線形代数は学んだはずなんだけど何にも覚えてない。
高校数学でわかる線形代数
高校数学でわかる線形代数―行列の基礎から固有値まで (ブルーバックス)
- 作者: 竹内淳
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/11/19
- メディア: 新書
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前回と同じく竹内亨先生の本です。
竹内先生の本は合間に偉大な数学者たち
(時には偉大な物理学者や天文学者であったりもします)
の歴史が書かれていて楽しく読むことができます。
本著では行列を中心として、
行列式の意義、単位行列と逆行列、行列式、行列の計算、
そして行列と空間・ベクトルの関係、固有値問題、複素行列、
最後に行列と量子力学の関係が学べます。
量子力学やシュレディンガー方程式、といった言葉に
わくわくする人は特におすすめかも知れません。
個人的には冲方丁の小説である天地明察が好きな本の1つなのですが、
これの登場人物である関孝和が行列に深く関わっているという事を
本著で知ることができ、勉強をしながら非常にテンションが上がりました。
- 作者: 冲方丁
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2012/05/18
- メディア: 文庫
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- 作者: 冲方丁
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
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という解説のみがなされており、方程式そのものを深く理解する事はできなかったので、
次はシュレディンガー方程式を勉強してみようか。
こうやって世界が広がっていくのは楽しい。